★日本尊厳死協会・産経新聞より
2016.8.20
  魔法の言葉 
ありがとう
 
を添えて!
★明日香さん20歳~知的障がいを抱えて!
明日香さん20歳
いつものように、朝5時起床し朝食の準備を手伝う。そして、犬や猫の世話・建物のシャッターを開けて回り、ごみの分別やゴミだしと、いつの間にか、自分ができる仕事を見つけ、一日忙しく活動している。
今日は、特にうれしい日 支援学校の同窓会 支援学校のみんなと会えるのが一番の喜びらしい。迎えの車の中は、みんなと話したこと。先生が話してくれたこと。担任の先生が他の学校に転勤してさびしかったことなど多弁に話した。超未熟児で生まれた彼女は、左麻痺と言語障害や知的障害を抱えたが、負けず嫌いで辛抱強い子だ。いつも泣いていたが、本当は、明るい素敵な少女だ。地元の支援学校を卒業後、幸せの家・ありがとうの地域の居場所で暮らしているが、この2年間で見違えるほど元気になった。夕食を一緒に食べていると「今日、遊びに来ていた子が私のことを゛言葉が分かりにくい変な子゛と言った。」と悔しそうに話した。内心、少し驚いたが「明日香さんは、言葉が話しにくいの?」と聞くと「うん。でも、そんなこと言われたら・・・」と・・。「辛かったのなら、今度、その子にお話しするわ。でも、明日香さんは、その子の知らない良いところがいっばいあるんだから、気にしなくていいんじゃないの」と明るく話してみると「う~ん。辛かったけど。気にしなくていいのか。」と笑った。これからの長い人生、もっともっといろいろあると思うが゛・・・・。明日香さん頑張れ!強くなれと!
2016.8.20  魔法の言葉 ありがとう を添えて!
★ 兵庫県立リハビリテーション中央病院・9・普通の暮らし
病室は4階・エレベーターは、4か所あり上ると大きなホールがある。ガラス張りの窓から、ぎっしりとした家並みと新幹線が見える。ゆったりとした建物内には、樹木が植えられ涼しげで美しくどっしりしていて癒される。入院のほとんどは、突然の事故や病気に見舞われ、急性期を過ごした後、自立へのリハビリに来ている。食事・排泄・歩くことなど、当たり前の暮らしが出来るまで、リハビリに励んでいる。規模は全く違うが、さわやか徳島の「幸せの家・ありがとう」も、小さな居場所で最期まで普通の暮らしを支えることを目的に支援活動をしている。目的は同じで、はっきりしていて素晴らしいと思う。これは、私達の看護目的でもある。急性期でも、終末期でも、難病でも、いろんな障害があっても、その人が考えている「普通の暮らし」を支え提供しリハビリ訓練をする。立つこと。手を広げること。起き上がることが・・・・こんなに難しいこととは知らなかったと・・・再認識する。手足が使えなくても、洗濯も移動も入浴まで自律している若者がいる。訓練中の方達に、勇気を送る。そして「ありがとう!」の言葉と優しい笑顔の達人だ。そんな様子に、愛しさで心の中が熱くなる。社会の中で、こんな素敵な環境づくりをし、普通の暮らしを支え続ける病院 とっても素敵です。スタッフのみなさまに、感謝でいっぱいです。
・幸せの家・ありがとうの小会議室の壁紙を貼りかえてみました。
★2016.8.20  魔法の言葉 ありがとう を添えて!
★畑 吉節未教授の魔法の言葉連載より「その5」・神戸常磐大学 保健科学部 看護学科 教授 畑 吉節未教授より
先生の文面は、゛あなたは、自分の顔がみえていますか゛と題し、文面は、がん末期の若い母親と看護実習生
「せっけんの においがする。」と母親に抱きついた子供達、面会時間までに、清潔ケアを実践した。人は、最期まで学び続けますが、文面の最後に、今回の魔法の言葉として、
*死は人間が成熟する最後のチャンスなのです。その時を過ごすあなたは、患者様の成熟を共に体験する。~その心の準備ができていますか~と問いかけていられます。心が熱くなりました。
そんな文面を拝読しながら、大切な本と人と時に出会ったと感謝でいっぱいです。
2016.8.14  魔法の言葉 ありがとう を添えて!
★魔法の言葉・連載より・ご送付ありがとう!・神戸常磐大学 保健科学部 看護学科 教授 畑 吉節未教授より
「病室に広がる波の音、青い海」などなど優しさいっぱい!素敵な本をありがとう!ございました。学生さん達をあたたかく見守る先生の様子が伝わります。素敵です!
先生は、看護教育に携わり33年目とのこと。「がんけあナビ」の連載された本で、
がん看護に疲れたナースに贈る「魔法の言葉」の一つには、
★ぼくは、しょうがっこうに にゅうがくしてから おしえてもらった ひらがなで、たなばたさまに おねがいを かいた。「おこだでませんように」 ・(くすのき しげのり「おこだでませんように」より)こんな言葉も、毎回紹介されています。

2016.8.14  魔法の言葉 ありがとう を添えて!
★「平穏死」の為に~日本尊厳死協会から、中国新聞記事をご送付頂きました。
老衰による死は苦しまないことを先生は強調している。「みんな眠っちゃうんですよ」と。私達も終末期ケアの活動を進めてきましたが、何よりも家族指導が重要と思っています。家族によれば「死ぬこと」を受け入れれなく、延命治療を決断したり「痛みは、薬りを使わなないのが良い。」と考えている。自己決定ができない状態になった時、人生の最期にとんでもない苦しみを味わうことになる。また、「家族の死生観」の深さによることもあると思う。さわやか徳島は、終末期の過ごし方などで勉強会をしているが、自己決定していても、身近な子供達が死生観や死についての知識のないことも多く、特に主治医は大きな役割を担うと思う。
先生の本には、医療の行き着く先がどうなるのか、私のように今になって知るのでなく、学生のうちに学んでおくべきとある。が・・・。私は、死生観を自分だけでなく身近な家族や仲間と共にしっかり持つことが幸せに終末期を見守って頂けると思ったり致します。2016.8.10   魔法の言葉 ありがとう を添えて!
★知的障害はあるけれど・・・・。
神経の回復とリハビリ
幸せの家・ありがとうの地域の居場所には、2年前、支援学校を卒業した20歳の明日香さんがいる。妊娠6ケ月の低体重児で生まれ、いつも命の危険と向き合っていた。知的障害と左半身麻痺があり、発育は遅れたが、負けず嫌いの頑張り屋さんだ。居場所で活動をして2年余り。病院通いをしていた、2年前がうそのように、麻痺した手足は、すっかり伸びた。生活は、夜は、20時がくるとベットに入り、朝は、5時に起床し、皆さんの朝食の準備を手伝い、庭の水やり・犬・猫、金魚や熱帯魚の餌やりや建物のシャッターを開ける。そして、日々、ゆっくりであるが、誠実に活動を覚え広げ生きる力をみせる。゛人は、誰かの為に役立つことが「自分の尊厳を維持すること」と理解できている。自分の人生を自分で切り開いている明日香さん。知的障害があるだけで、周囲は、小さな子供扱いをすることがある。でも、明日香さんは、いつも笑顔で幸せそう。ゆっくりと活動を広げ大人の仲間入りをしている。細く曲がっていた左手と足の指も伸びてしなやかな美しい指となり犬が走ると一緒に走っている。2年前、京都に、障害者用の靴を買いに行ったのが嘘のよう。こんな様子に「誰かの為に役立つこと」こそ、人は、尊厳を持って生きられると思うし生活リハビリが一番だと!
急性期には、日常生活動作ができるまで、専門リハビリを受け、その後は、生きがいのある生活を送ることが、何よりのリハビリになると思うし、明日香さんをみていると、筋力がつくことで、萎縮や機能も改善することが事例としてよく理解できる。人生は、ふとしたことで変わるが、変わることで、得られることも大きい。人生は、ながい時間で考えると感動がいっぱいある。が、人として成長をしていない私には、なかなか分からなかったことだった。~ありがとう!~
2016.8.8   魔法の言葉 ありがとう を添えて!