★50代の突然死
★公的な職場で知人の突然死 とても信じられない出来事でした。
夜伽見舞いに 「麻野さん・・・ありがとう!」と若い奥様 いっぱいの涙が頬を濡らしていた。 ★彼とは、30年も前のこと。彼は、その年、福祉の専門大学をでて、新しくできた町立の特別養護老人施設に就職した。一緒に働いた仲間だった。職員のほとんどが女性で、男性の介護者は2人だけ 男性達は、優しく働き者だった。確か2年ほど一緒に勤務したが、私は、保健センターに転勤し、その後、いつもの早期退職 ボランティア活動に夢中になっていた。その後、彼も違う部署になっていたが、その働きぶりは熱心で町民からも目立っていた。この数年、時々挨拶を交わすことがあり「退職後、一緒に福祉活動をしましょう。」と夢を語ったこともあった。★つい先日のこと。いつも無口な彼が同僚のことで「彼は、ボランティア活動を頑張っている。その活動を僕も素晴らしいと思っている。彼の活動の力なってほしい。」と、突然の話しに驚いた。゛さわやか゛で、釣りと仕事が大好きで、家族をとても大切にして来た彼からの突然の言葉 今思えば、それは、友人に対する優しい遺言だった。 ★2016・7・22 魔法の言葉 ありがとう を添えて! |
★緩和ケア7月号
★論文は、「鎮静に関わる看護師の負担感」で、最後に「鎮静の実施は、苦痛を軽減すると同時に患者の自律を損なうという側面も併せもっている。」と結んでいる。
★私達も、癌末期の方達の看取りもさせて頂いたが、本人やご家族の死生観は、とても重要 永眠後の家族の死生観にも強く影響すると思う。今まで、がんなどで、痛みの強い方の入所もあったが、入所されると痛み止めの服薬を忘れる。がん末期の痛みのあった方達は、11年間でまだ、4名で、疼痛が無くなる原因は分からない。が、がん性疼痛の原因は、疾患の痛みだけでは無い。死についての葛藤や寂しさ、特に孤独なども痛みの要因と考えられる。そんな「心」に、どう寄り添うかで疼痛の強さは違う。★私自身も痛みや苦痛の無い終末期を過ごしたいと祈る気持ちで高齢の人生を過ごしています。みんなの願いかも知れない。 ★2016・7・21 魔法の言葉 ありがとう を添えて! |
★ 兵庫県立リハビリテーション中央病院へ ⑦
★週2回、神戸へ見舞いに行くことにした。高齢者の運転で 少し後ろめたいが・・。板野インターから1時間40分ほど走ると神戸の都会的な街並みに入る。訪問している内に街並みや神戸の方言が大好きになる。
★病院のリハビリ室には、奥に ロボット研究室もありTVで観たことのあるロボットが並ぶ 隣は3部屋つづきで調理場、すぐ横の部屋は、ベットとトイレ 次は、日常生活必需品が揃い作業室 また、リハビリ室にそって木々やかわいい花が植えられ在宅の庭を想像させる。そこには、歩道もありリハビリ室から外出訓練をしている。数十年昔、ある精神科病院の改築のおり、私も提案したがとんでもないと却下された環境がそろっているのに驚いた。日本の福祉法の素晴らしさは、保護より社会復帰を目指している事だが、ここでは、徹底した実践が行われている。感動がいっぱい! ★浮腫がある足の足浴をしながら、次回、訪問は、着圧靴下を持ってゆこうと準備した。しかし、着脱ケアも大変と考えたり・・家族側には遠慮がある。こんな思いも貴重な体験だ。勉強になる。ぜひ体験から学んだ事柄を実践ケアシステムとして作成し「尊厳へのケア」により近ずきたいと熱い思いも!しています。 ★2016・7・19 魔法の言葉 ありがとう を添えて! |
★ 兵庫県立リハビリテーション中央病院へ ⑥
★土曜日だが、午後から病室リハがあり、明日は、日曜日だが入浴もあると!うれしそう。突然の入院 2ケ月余り 急激に筋肉が落ち身体は立位も危なっかしい。それでも、初めて一歩前に踏み出せた。
「いいね~」とPT 優しい雰囲気に包まれる。 ★入院して20日、急性期直後「神経の回復は無い」と主治医からの告知だった。が、僅かづつだが、指や手足の動きがみられ自己治癒力をみせた。「指が動いたよ!足もこんなに!」と足を動かせて見せる。足浴を。浮腫について説明すると「知っているよ。」と笑う。ベットサイドに並ぶ、電子機器から、いろんな知識は得ている。テレビ・携帯電話・パソコンなどなど、幾つもの電子機器が並び、社会の情報はよく知っていて驚いた。機器に向って名前を呼ぶと「何かご用ですか?」と聞きサービスを始める。改めて情報社会に生きる年代だと驚かされた。 ★別室の方が「どうぞ」とほかほかコロッケが届く 早くも優しい助け合いの関係ができていた。そして、みんな優しい。大きな痛みを知ることで、人の傷みが分かり健康な心が強く引き出されるのかも知れない。゛人は、助け合いの遺伝子をみんな持って生れてくる゛と(公)さわやか福祉財団の堀田 力氏の講演で拝聴したが、この病院では、そんな心も開かれ健康になるのかも知れない。 ★2016・7・17 魔法の言葉 ありがとう を添えて! |
★ 兵庫県立リハビリテーション中央病院へ ⑤
★「ほら、こんなに足の指が動くようになった。」と・・。嬉しそうな表情 入院、2週間のリハビリは、寝たきり状態から車椅子へと。
そして、寝返り、座る、立つと早いスピ-ドで進む。食事・洗面・睡眠とQOLをどんどん向上させて行く。寝返りから、起き上がり、立つまでの一連の動作を指導し進める。 訓練中も優しい言葉がけや誉め上手は、対象者の「心」をやる気にさせた。車いすも毎日の様に、状態に応じて機能を選択し車輪の大きさや足の高さなど変更して行く。訓練は、家族も参加でき、椅子も準備し優しい言葉がけなど気づかいを。朝は、寝間着から、スポーツ着に更衣、洗面、食事、歯磨き、排泄、車いす移動、寝具の清潔などなど、看護師がすべてのQOLを満たして行く。言葉がけをしながら自助できるのを見守る。特に自立支援での見守るケアは、豊かな知識と大きな人間愛が必要だと思う。難しいケアの一つだが訓練されている。作業療法士は、食事などの自助具についてのADLを高めて行く。 病棟には、たくさんのエレベータがあるが、対象者用には、4台の大型エレベーターが並んでいて、車いすやベットでも、そのまま移動できるようになっている。今日は、エレベーター移動の説明を看護師から受けていた。一階へのリハビリ室、売店、レストラン、外出の為の移動訓練だった。「人は、体を動かすことが大切なんだね~」と、日々のスピード感のある訓練に希望を繋げている。~ありがとう!~ ★素晴らしいことの一つに、病院のスタッフは、どの方にお会いしても笑顔で挨拶を!! ★2016・7・12 魔法の言葉 ありがとう を添えて! |